売れるメニューブックの作り方とデザインのコツを解説【100円均一】

売れるメニューブックの作り方とデザインのコツ解説【100円均一】
甲斐承太郎

お金がもったいないからメニューブックを自作したい!
でも、どうやって始めたらいいか分からない。
おしゃれなメニューブックを作りたいけど、デザインやレイアウトに自信がないし、メニューが多すぎて、どう配置すればいいか悩んでいる。
かといってプロにお願いして高級感を演出したいけど、コストが気になる。

アカガネ所長

飲食店を経営する中で、メニューブックはお店の顔とも言える大切なアイテムです。
車で例えるならショーケースに近いものがあります。
しかし、初めて作成する際には、デザイン、レイアウト、写真、費用など、考えることがたくさんありますよ。
正しいポイントを押さえれば、効果的なメニューブックを作るのはそれほど難しくありません。

この記事でわかること
  • 効果的なメニューブック作成のステップが分かる。
  • おしゃれで高級感のあるメニューブックを低コストで作る方法を学べる。
  • お客様が自然と注文したくなるレイアウトやデザインのコツを理解できる。
シマナガ

メニューブックは、単なるメニュー一覧ではなく、店舗の印象や売上を左右する重要なツールです。
初めて来店したお客様にお店の雰囲気やこだわりを伝える最初の手段でもあります。
また、オーダーを左右する要因となり、魅力的なデザインや配置があると、客単価の向上にもつながります。

この記事を書いた人

こやけ企画代表:たがわひでゆき

たがわ ひでゆき

所有資格:行政書士・簿記2級
趣味:プロレス

1983年生まれ、旭川出身。
飲食店開業支援を手掛ける『こやけ企画』の代表。
長年運送業に従事しながら、キャリアチェンジを目指して3度目の挑戦で行政書士試験に合格。

脱サラを目指す方々に向けて、楽しくわかりやすく飲食店開業ノウハウを発信するブログ『脱サラ物語』を運営中。
将来、行政書士として独立開業することを目標に、日々準備を進めています。

私生活はサラリーマンとご当地レスラー「イソロク」として2足のわらじで活動中

目次

0章|メニューブックは“売上を作る道具”

甲斐承太郎

え?メニューブックってそんなに大事なの?食べたいもの選ぶときに見るくらいじゃん。

アカガネ所長

違います。
メニューブックは“売上を誘導する装置”です。
同じ料理でも、見せ方で売上は変わします。

メニューブックが重要な理由

  • どの商品を最初に見せるか
  • どの商品を目立たせるか
  • どの商品を「無意識に選ばせるか」
シマナガ

初回来店のお客様は、料理より先に“メニュー”で店を判断します。
安っぽい → 期待値が下がる
整理されている → 信頼感が上がる
メニューブックは「注文表」ではありません。
お店の第一印象そのものです。

1章|まず決めるのは「形」|1枚・折り・クリアブック

甲斐承太郎

形ってそんなに大事?
とりあえずラミネートしとけばよくない?

アカガネ所長

ここが一番の分かれ道です。
100均で失敗する人の8割は、“形”を適当に決めています。
まずはこの3タイプだけ覚えればOKです。

1枚ラミネートタイプ

  • 特徴
    • A4やB5をそのままラミネート
    • 一番安い
    • 見た目がシンプル
  • 向いている店
    • メニュー数が少ないカフェ
    • メイン+トッピングが中心のラーメン・牛丼屋など
  • 弱点
    • 更新が面倒(丸ごと作り直し)
    • 掲載できる情報に限界がある。

折りタイプ(2つ折り・3つ折り)

  • 特徴
    • 情報量を増やせる
    • テーブルで広げやすい
  • 向いている店
    • 定食屋
    • 居酒屋
    • 料理写真をたくさん載せたいお店
  • 弱点
    • 更新が面倒(丸ごと作り直し)
    • DIYでやるには技術が必要※失敗しました…

③クリアブックタイプ

  • 特徴
    • ページ追加・差し替えが簡単
    • 長期運用向き
  • 向いている店
    • 居酒屋
    • 焼肉
    • メニュー変更が多い店
  • 弱点
    • 紙のコスト増し
    • 100均商品が一番際立つ

形の決定フロー(迷ったらこれ)

シマナガ

判断基準は3つ。
メニュー数・更新頻度・こだわりポイント。
形を間違えると、どんなにデザインが良くても失敗する。

メニュー数更新頻度こだわりポイントおすすめ
少ないほぼ変えないとにかくコスト重視1枚
中程度ほぼ変えない写真や文章を載せたい折り
多いよく変える選ぶ楽しさを出したいクリアブック

全部いいとこ取りする実用例(組み合わせ運用)

アカガネ所長

べつに、どれか1つに限定する必要はありません。
それぞれメリット・デメリットがあるからこそ、“組み合わせ”も強いです。

  • レギュラーメニュー表:折り or クリアブック
  • 期間限定・推しメニュー:A4ラミネート(1枚タイプ)
  • 1枚ラミネートのリング通し:1枚ラミネートのメニュー表を複数用意してリングで留める
シマナガ

レギュラーメニューは長く使うので作り込み。
更新頻度が高いメニューだけ、別に用意するのは合理的。

甲斐承太郎

たしかに、“手前にA4ラミネートのおすすめ”を置いて、一番目立つところで推してる店、あるよね。
自分の店のメニュー数や更新頻度を考えればいいんだな

最後に、自分の店を当てはめてみてください。

  • 何品あるか?
  • 月に何回変更するか?
  • 水や油が付きやすい業態か?

答えが出たら、次は具体的な材料選びです。

2章|100均で揃う材料一覧

甲斐承太郎

で、結局なにを買えばいいの?
100均って種類多すぎて迷うんだけど。

アカガネ所長

形が決まれば、買うものはシンプルです。
“必須”と“あると便利”を分けて考えましょう。

まずは必須アイテム

①ラミネート形式

  • 水拭きできる
  • 汚れに強い
  • 一番手軽

注意
薄いタイプはペラペラになりやすい。
できれば厚めを選ぶ。

②ハードタイプカードケース

  • 1枚メニューに最適
  • 差し替え可能
  • しっかりして見える
100均商品カードケースA4

注意
複数ページには向かない。

③クリアブック(A4)

  • 差し替え簡単
  • 長期運用向き

注意
ページ数ができるだけ少ない物を選ぶ
透明ポケットの厚みも確認。

あると便利なアイテム
  • 厚紙(ペラ防止)
  • マット紙(反射防止)
  • 透明カバー
  • 角丸カッター(安全性アップ)

組み合わせ例

シマナガ

ここを揃えれば“物理的には”完成します。

形式必須アイテム
1枚A4コピー用紙+両面印刷+セルフラミネート or カードケース
折りA3コピー用紙+両面印刷+セルフラミネート
クリアブック上質紙+クリアポケット

3章|形式別・作り方完全ガイド

① 1枚ラミネートタイプ(A4)

必要なもの

  • A4用紙(できれば少し厚め)
  • セルフラミネート or 硬質カードケース
  • ハサミ(必要なら)
  • 角丸カッター(あれば)

100円ショップのラミネートは2種類

1. セルフラミネートタイプ

概要

  • フィルムで挟み込む方式
  • 水拭き可能
  • 見た目が一体化する

作り方

  • 空気が入らないよう、端からゆっくり貼る
  • 一気に貼ると気泡が残る
  • 折り曲げながら貼ると失敗しにくい

2. 硬質カードケースタイプ

100均商品カードケースA4

概要

  • 印刷した紙を差し込むだけ
  • 入れ替えが簡単
  • 厚みがあるのでやや曇る

作り方

  • 価格変更時は紙を差し替えるだけ
  • 更新頻度があるならこちらが合理的

セルフラミネートで作成

硬質カードケースで作成

応用編:複数枚を束ねる方法

  • 1枚ラミネートを複数作る
  • 穴あけパンチで穴を開ける
  • リングで束ねる

これで簡易ブック化できます。

メリット
・気軽に情報量を増やせる
・1枚単位で差し替え更新可能

② 折りタイプ(A3→2つ折り)

必要なもの

  • A3印刷
  • セルフラミネート(薄め推奨)
  • カッター

作り方

  1. CanvaなどでA3サイズで作成
  2. コンビニでA3印刷
  3. 中央に“折り筋”を入れる
  4. 二つ折りにする
  5. ラミネート加工

折り筋の入れ方

カッターの“刃”ではなく
背中側(刃がついていない側)で軽くなぞる。

  • ダイソーのA3セルフラミネートを2枚入りを購入しましたが…
    厚いプラと薄い剥離フィルムの組み合わせでラミネートの基準に達していない。
    ラミネート面はノリが付いており少しでも触れたら終わり。
    サイズが大きいならセルフラミネートは失敗する確率が高く、高いお金で印刷したのに無駄になります。

A3サイズなら無理せずラミネーターの購入を強くおすすめします!

薄いラミネートを使う理由

厚いラミネートは折りづらい。
折りタイプは“薄め”が扱いやすい。

③ クリアブックタイプ

必要なもの

  • A4用紙
  • クリアブック(A4)
  • 上質紙または少し厚めの紙

作り方

  1. A4でデザイン作成
  2. 印刷
  3. クリアポケットに差し込む

それだけ。

ただし、ここが落とし穴

クリアブックは一番チープさが出やすい。

  • ポケットが薄いとヨレる
  • 店内照明で盤面が曇って見えにくいことがある
  • コピー用紙だと透ける

対策

  • コンビニ印刷の場合は紙が薄い
  • コピー用紙を1枚追加して3枚差し込む
  • 紙の厚みの弾力がでてチープさが薄まる

クリアブックの本質

  • 更新がしやすい
  • メニューを増やしやすい
  • 運用設計が必要

作り方の結論

  • とにかく簡単に始める → 1枚
  • 情報を広げたい → 折り
  • 更新を前提にする → クリアブック

形式は“見た目”で選ぶのではなく、
運用で選ぶ。

まとめ(最低限守ること)
  • 水拭きできる
  • ヨレない
  • 読みやすい
  • 更新できる

これを守れば、100均でも“お店レベル”になる。

4章|費用はどれくらい?外注 vs 自作

甲斐承太郎

で、結局いくらくらいで作れるの?
本当に“お店で使えるレベル”になるの?

アカガネ所長

目安を出しましょう。
100均中心で作る場合――

  • 最安:200円前後(紙1枚+ラミネート)
  • 実用ライン:400〜600円

※印刷代込(コンビニコピー機を使う場合)

シマナガ

外注(プロに頼む)か自作するかの比較テーブルを以下にまとめます。

外注(プロに依頼)と自作の比較

項目外注(プロに依頼)自作
費用高い(1ページあたり1万~2万円+撮影費用)低い(ソフト代や印刷費のみ)
デザイン品質プロ仕様で高品質センスや技術に依存
時間短縮可能(プロが作業)時間がかかる(自分で全て対応)
柔軟性デザイン変更には追加費用が発生することが多い自由に変更可能
専門知識必要なし(プロが全て対応)必要(デザイン・印刷知識が必要)
仕上がり一貫したブランディングが可能経験やスキルにより仕上がりが異なる
写真撮影プロのカメラマンが撮影(サービス内容による)自分で撮影する、または安価なサービスを利用
オペレーション負担最小(プロが対応)最大(自分ですべて対応する必要がある)

メニュー表を自作する場合の注意点

甲斐承太郎

やっぱりお金はあまりかけたくないからメニュー表も自作しようかな?
なんか注意点とかある?

シマナガ

自作する場合の注意点はいくつかあります。
ここでは重要なポイントを挙げておきますね。

自作する場合の注意点

  • デザインの統一感
    • デザインはお店の雰囲気やコンセプトに合った統一感を持たせることが重要。
    • 色やフォント、レイアウトにバラつきがあると、メニュー全体が見づらくなります。
  • 写真のクオリティ
    • メニュー写真は料理をおいしく見せる最大の要素。できるだけ自然光で撮影し、料理が魅力的に見えるようなアングルを意識しましょう。
    • 無料の編集ツールなどを活用して明るさや色合いを調整するとよいです。
  • 情報の整理
    • メニューが見やすいか、迷わず選べるかを意識してレイアウトを組みましょう。
    • 情報を詰め込みすぎず、余白を効果的に使うことで読みやすくなります。
  • 文字のサイズとフォント
    • 文字が小さすぎると読みにくくなります。特に中高年のお客様には、見やすいフォントと文字サイズを使うことが重要です。
    • メニュー名は目立たせ、説明文は少し小さくするなどの工夫を。
  • 印刷のクオリティ
    • 自宅プリンタで印刷する場合、紙質やインクの発色がプロの印刷とは異なることがあるため、使用する用紙やインクの種類には注意が必要です。
    • 耐久性を考え、ラミネート加工や専用のメニューブックケースを使うと長持ちします。
  • 見やすいレイアウト
    • お客さんがメニューを探しやすいように、Z型レイアウト(左上から右下に視線が動く)や、重要なメニューを目立つ位置に配置するなどの工夫が必要です。
  • 頻繁な更新対応
    • メニューを変更する場合に柔軟に対応できるよう、差し替え可能な構成にしておくと便利です。

5章|中身を作る5ステップ

アカガネ所長

メニューブックの“外側”ができたら、次は中身です。
難しく考えなくていい。やることはこの5つだけ。

STEP
メニューをすべて書き出す

まずは、提供する全メニューを紙に書き出します。
カテゴリ分けは後回しでOK。全体量を把握するのが目的です。

STEP
「主役」を決める

売りたい商品を1〜3品選びます。
これがレイアウトの中心になります。

STEP
写真を用意する

全部は不要。まずは主役だけで十分。
スマホ撮影でも問題ありません。

STEP
ラフ配置を決める

カテゴリ → 商品名 → 価格 → 写真
この順で整理すると、自然と読みやすくなります。

STEP
統一する

フォントは2種類まで。
色は3色以内。
余白を必ず残す。

まとめ|100均メニューブックは「形」と「運用」で勝てる

アカガネ所長

100均でも“お店で使えるメニューブック”は作れます。
ポイントはデザインセンスじゃなくて、
最初に形(1枚/折り/クリアブック)を間違えないこと。
あとは“水拭きできる・ヨレない・更新できる”を守れば、清潔感で十分戦えます。

シマナガ

迷ったら、こう。
メニューが少ない→1枚。情報を載せたい→折り。よく変える→クリアブック。
見た目で選ぶな。
運用で選びましょう。

甲斐承太郎

じゃあ俺、まずは メニュー数を数えて、更新頻度を決めるところからだな。
それで“形”が決まれば、買う物も迷わないってことか。

スズ

はーい!はい!はい!
外側できたなら次は中身っす!
“見た目が一気にプロっぽくなるテンプレの選び方”と、
スマホでも料理がうまそうに撮れる方法、先輩がまとめるっす!

※準備中

あわせて読みたい
エクセルで簡単!飲食店の利益を最大化のできるABC分析活用法 お店のメニューを変更して改善させたいんだけど利益率を上げるには、どのメニューを変更して何を優先的に改善すれば良いの?経営分析をしたいけど、数字だらけで訳わか...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次