旭川で飲食店を開業するには?出店エリア・物件・許可の考え方を解説

アキラ

はじめまして。ボクはアキラって申します。
旭川で飲食店を開業したいんです。
営業許可とか、物件探しとか、資金計画とか、やることが多すぎて順番がわからなくて…
旭川って中心部がいいのか、駐車場ありの郊外がいいのかも迷っちゃって。

アカガネ所長

その迷い方は正しいです。
旭川での飲食店開業は、全国共通の開業手順だけでは足りません。
なぜなら、旭川では
・中心市街地に物件が集まりやすい
・ただし、業態によっては郊外のほうが勝ちやすい
・車で来る店と、徒歩で選ばれる店で向く場所が違う
という、地域ごとの判断材料がかなり大きいからです。

この記事でわかること
  • 旭川で飲食店を開業するなら、まずどのエリアを検討すべきか
  • 中心部と郊外で、どんな業態の向き不向きがあるか
  • 物件探しの前に、何を決めておくべきか
シマナガ

旭川の飲食店開業は、「開業手順」より先に「どの商圏で戦うか」を決めるべきです。
中心市街地は物件数が多く、出店候補を比較しやすいです。
一方で、車来店が前提の業態なら、豊岡・東光・永山のような生活圏やロードサイドのほうが現実的なこともあります。
つまり旭川では、
「どこで出すか」まで含めて開業準備の一部です。

この記事を書いた人

こやけ企画代表:たがわひでゆき

たがわ ひでゆき

所有資格:行政書士・簿記2級
趣味:プロレス

1983年生まれ、旭川出身。
飲食店開業支援を手掛ける『こやけ企画』の代表。
長年運送業に従事しながら、キャリアチェンジを目指して3度目の挑戦で行政書士試験に合格。

脱サラを目指す方々に向けて、楽しくわかりやすく飲食店開業ノウハウを発信するブログ『脱サラ物語』を運営中。
将来、行政書士として独立開業することを目標に、日々準備を進めています。

私生活はサラリーマンとご当地レスラー「イソロク」として2足のわらじで活動中

目次

第1章|旭川で飲食店を開業するなら、まず出店エリアを5つに分けて考える

アキラ

旭川で飲食店をやるなら、正直どこが正解なのか全然わからないんです。

アカガネ所長

その感覚はかなり大事です。
旭川で飲食店を開業するときは、
「空いている物件から選ぶ」
のではなく、
エリアの性格から絞るほうが失敗しにくいです。
つまり、旭川の出店場所は大きく次の5つで考えると整理しやすいです。

旭川の出店エリアは、まずこの5分類で見る         

エリア向いている業態ざっくりした特徴
中心市街地居酒屋、バー、夜営業、専門店物件数が多く、徒歩回遊を取りやすい
豊岡・東光カフェ、ランチ、定食、テイクアウト生活圏需要を取りやすい
永山ロードサイド飲食、弁当、大箱業態車来店前提で考えやすい
忠和・神居・神楽ラーメン、定食、郊外型飲食駐車場付きや広め物件を狙いやすい
末広・春光・大町食堂、惣菜、地元密着型日常利用の常連商売と相性がいい
シマナガ

旭川では「物件が多い場所」と「自分の店が勝ちやすい場所」は同じではありません。
中心市街地は物件比較がしやすいです。
ただし、駐車場が必要な業態や、家族利用・近隣利用が中心になる店は、郊外のほうが合うことがあります。
この順番で考えないと、あとから
「その物件、自分の業態に合ってなかった」となりやすいです。

物件を探す順番
  1. 自分の店は徒歩客向きか、車客向きか
  2. 昼需要を取りたいのか、夜需要を取りたいのか
  3. 小箱で成立するのか、駐車場が必要なのか
  4. その条件に合うエリアはどこか

1. 中心市街地は「物件数の多さ」が最大の強み

アキラ

やっぱり、まずは駅前とか街なかが王道ってことですか?

アカガネ所長

王道ではあります。
特に中心市街地は、旭川の中でも公開募集件数がかなり厚いエリアです。物件を比較しやすく、「まず候補を見てみる」には一番向いています。
向いているのは、こんな店です。

中心市街地が向いてる業態
  • 夜営業の店
  • バー、居酒屋
  • 二次会需要を狙う店
  • 小さい箱で回したい店
  • 目的来店される専門店

逆に言うと、駐車場がないと厳しい業態や、家族連れが車で来る前提の店には向かないこともあります。

シマナガ

中心部は「人が多い場所」ではありますが、そのまま「誰にでも向く場所」ではありません。
重要なのは、徒歩で来る客を取りたいのかです。
・徒歩回遊型なら強い。
・車来店型なら慎重に考えるべき。
それだけです。

2. 豊岡・東光は「生活圏で選ばれる店」と相性がいい

アキラ

じゃあ、カフェとか昼メシ系はどうなんですか?

アカガネ所長

その場合は、豊岡・東光がかなり有力です。
このエリアは、中心部ほど派手ではないですが、住宅地の生活導線に入りやすいのが強みです。
公開募集も、豊岡系21件、東光系16件と、中心部に次ぐ厚みがあります。

豊岡・東光が向いている業態
  • カフェ
  • ランチ中心の店
  • 定食屋
  • ベーカリー
  • テイクアウト
  • 家族利用を想定した飲食店
シマナガ

豊岡・東光は、回遊で偶然入るより、
「行く理由がある店」
「入りやすい店」
が強いです。
つまり、この条件が重要です。

豊岡・東光に必要な条件
  • 駐車場がある
  • 店前で入りやすい
  • 日常利用しやすい
  • リピートしやすい

3. 永山は「車で来てもらう店」を作りやすい

アキラ

永山はどうなんですか?
なんかロードサイドって感じがしますね。

アカガネ所長

まさにその通りです。
永山は、車来店前提の商売を組みやすいエリアです。
永山系の公開募集も15件以上確認でき、国道沿い・駐車場付き・大きめ物件を検討しやすいのが特徴です。
ただし、国道39号線沿いは大手チェーン店も多く、「ただ出せば勝てる場所」ではありません。
価格や知名度で真正面から戦うのではなく、商品や使い方にこの店を選ぶ理由を作ることが大切です。

永山に向いてる業態
  • ロードサイド飲食
  • 弁当、惣菜
  • テイクアウト
  • 駐車場必須の店
  • 大きめの面積を使う業態
シマナガ

永山で重要なのは、「物件があるか」より「車で入りやすいか」です。
同じ国道沿いでも、下記の条件で体感集客は変わります。

永山に必要な条件
  • 右折で入りにくい
  • 駐車しにくい
  • 冬に動線が悪くなる

ロードサイドは立地より、導線の質です。

4. 忠和・神居・神楽は「駐車場と箱の強さ」で見る

アキラ

郊外でもっと広めにやりたいなら、そのへんですかね。

アカガネ所長

そうですね。
忠和・神居・神楽は、中心部ほど物件数は多くないものの、駐車場付き・広め・一棟系の物件を検討しやすいエリアです。
一方で、永山や国道39号線沿いのような車の流れを拾いやすい場所と比べると、通りすがりの来店にはあまり頼りにくい傾向があります。
そのため、このエリアでは「近いから行く」「あの店に行くために向かう」という目的来店型の店づくりが重要になります。
向いている業態は、たとえば次のようなものです。

忠和・神居・神楽に向いてる業態
  • ラーメン
  • 定食
  • 郊外型飲食
  • 小商圏の固定客商売
  • 物販併設型
シマナガ

このエリアは、
「歩いてたまたま見つけてもらう」より「そこに行く目的を作る」
商売向きです。

忠和・神居・神楽に必要な条件
  • 看板の見え方
  • 駐車場の台数
  • 家族連れでも入りやすいか
  • 店前の印象

5. 末広・春光・大町は「日常の常連商売」が強い

アキラ

じゃあもっと北側のほうは、どういう感じなんだろう?

アカガネ所長

末広・春光・大町は、生活圏密着型の店づくりと相性がいいです。
中心部のような回遊性ではなく、「近いから行く」「いつもの店だから行く」が強いエリアですね。公開募集も末広系や大町、旭町、花咲町に分散してあります。

末広・春光・大町に向いてる業態
  • 食堂
  • 弁当
  • 惣菜
  • ラーメン
  • 地元リピート前提の店
シマナガ

このエリアで重要なのは、話題性より習慣化される店かどうかです。
一回バズる店より、
「近いし入りやすいからまた行く」
この形のほうが強いです。

章のまとめ

アカガネ所長

旭川で飲食店を開業するなら、まずは
5つに分けて考えると整理しやすいです。
中心部は物件数が多い。
郊外は車来店や生活圏需要に強い。
つまり、「空いているから選ぶ」のではなく、「自分の業態に合う地域を先に決める」のが大事です。
公開募集件数を見ても、中心部の厚みは大きい一方で、豊岡・東光・永山なども有力候補になります。

旭川のエリア分け
  • 中心市街地
  • 豊岡、東光
  • 永山
  • 忠和、神居、神楽
  • 末広、春光、大町
シマナガ

出店エリア選びは、物件探しではなく事業計画の一部です。
①先に商圏を決める。
②そのあとで物件を見る。

順番を逆にしないことです。

第2章|物件が多い場所と、勝ちやすい場所は同じではない

アキラ

でも、物件が多い場所ってことは、それだけ店を出しやすいってことじゃないですか!?
中心部に物件がいっぱいあるなら、そこから選べば失敗しにくそうにも見えるけど。

アカガネ所長

そこが落とし穴です。
物件が多い場所は、「候補が多い場所」であって、「勝ちやすい場所」とは限りません。
たしかに旭川では、公開募集ベースで見ると中心市街地に物件が集まっています。

テナント旭川の住所別掲載では、
4条通40件、1条通38件、3条通32件、5条通20件、6条通19件、
宮下通17件、2条通14件、7条通13件となっていて、比較検討しやすいのは事実です。

物件の決め方
  • 物件数が多いか
  • 自分の業態に向いているか
  • 来店手段と合っているか
  • 固定費に耐えられるか

つまり、見るべきなのは「空き物件の数」より、その場所で自分の店が自然に選ばれるかどうかです。

シマナガ

立地選びは「空室検索」ではなく「来店導線の設計」です。
たとえば同じ飲食店でも、必要な立地条件が違います。
物件数だけ見て決めると、
「借りられる場所」に引っ張られて、「勝てる場所」からずれます。

来店動線の設計方法
  • バーや居酒屋なら徒歩回遊が重要
  • ランチや定食なら駐車場と入りやすさが重要
  • テイクアウトなら通り道にあるかが重要
  • 常連商売なら近隣の生活導線との相性が重要

1. 中心部は物件が多い。でも、誰にでも向いているわけじゃない

アキラ

中心部って、やっぱり一番強い場所ですよね?

アカガネ所長

強いです。
ただし、「徒歩で来る理由がある店」に限って強いです。
中心市街地は、旭川の中でも公開募集件数がかなり厚いエリアです。
物件比較がしやすいので、「まず候補を見てみる」には向いています。
旭川は札幌と比べると地下鉄などの交通網が弱く、流動が鈍い傾向にあります。

中心部に強いお店

  • 夜営業の店
  • バー、居酒屋
  • 二次会需要を狙う店
  • 小箱の専門店
  • 目的来店される店

中心部に弱いお店

  • 駐車場がないと厳しい
  • 家族連れが多い
  • 昼の生活導線を狙いたい
  • 車で来てもらう前提

旭川市では中心市街地向けの出店支援制度が案内されている時期がありますが、募集は年度や予算で変動します。市の現行ページでも「予算がなくなり次第募集終了」とされているため、制度があっても使える前提では考えないのが安全です。

シマナガ

中心部は、
「人がいる場所」ではなく「歩いて店を選ぶ場所」です。
この違いは大きいです。
歩いて選ばれる店か。
わざわざ車で来てもらう店か。
そこを間違えると、立地の強みを活かせません。

2. 郊外は地味に見える。でも、業態によってはむしろ本命

アキラ

じゃあ、郊外って目立たなくても、むしろ向いてる店もあるんですね!

アカガネ所長

かなりあります。
むしろ、車来店が前提の店なら、郊外のほうが自然です。
たとえば南エリアでは、東光7条4件、豊岡5条4件、東光8条3件、豊岡1条3件、豊岡6条3件などが掲載されていて、豊岡・東光に一定の在庫があります。
北エリアでも、大町3条3件、末広東1条3件、末広1条3件などが確認できます。

郊外と相性がいいの業態
  • カフェ
  • ランチ中心の店
  • 定食
  • ラーメン
  • 弁当、惣菜
  • テイクアウト
  • 駐車場前提の店
シマナガ

郊外で重要なのは、「見つけてもらうこと」より「入りやすいこと」です。

特に見るべきなのは次の4つです。

見るポイントなぜ重要か
駐車場台数車来店の前提になる
出入りしやすさ入店の心理的ハードルを下げる
店前の視認性通りがかりで認識されやすい
生活導線との重なり日常利用につながる

郊外は、街なかのような回遊ではなく、導線に入れるかどうかで決まります。

3. 物件を見る前に、「どう来てもらう店か」を決める

アキラ

物件を見て判断するっていうより、先に「どうやって客が来る店なのか」を考えるってことか。

アカガネ所長

その理解で合っています。
出店場所を考えるときは、まず次のどれに近いかを決めたほうがいいです。

先に決めることたとえばこんな判断になる
徒歩客か、車客か中心部か郊外かが変わる
昼型か、夜型か立地条件が大きく変わる
小箱で回すか、駐車場必須か必要面積と場所が変わる
新規客重視か、常連重視か回遊立地か生活圏立地かが変わる
シマナガ

ここを決めずに物件を見ると、物件の条件に頭が引っ張られます。
これらの理由で決めると、
あとから商圏と業態が噛み合わない問題が起きます。

業態と噛み合わなくなる危ない条件
  • 「家賃が安い」
  • 「居抜きで楽そう」
  • 「広くて見栄えがいい」

4. 旭川では「物件数」より「地域ごとの勝ち方」を見る

アキラ

じゃあ、最終的には何を基準に選べばいいだろう…?

アカガネ所長

基準はシンプルです。
「どこが空いているか」ではなく、「どこなら自分の店の使われ方に合うか」
公開募集の厚みを見ると、中心部はやはり別格ですが、郊外にも生活圏型・ロードサイド型の候補はきちんとあります。
全体の公開掲載数も318件あり、旭川は「探せない街」というより、エリア選定を間違えやすい街と見たほうが近いです。

たとえば
  • 中心部
    • → 徒歩回遊、夜営業、小箱、目的来店向き
  • 豊岡・東光
    • → 生活圏、昼需要、家族利用、入りやすさ重視
  • 永山
    • → ロードサイド、車来店、駐車場必須業態向き
  • 忠和・神居・神楽
    • → 郊外型、小商圏、固定客商売向き
  • 末広・春光・大町
    • → 地元密着、日常使い、常連型向き
シマナガ

立地は「場所」ではなく「勝ち方の型」です。
・歩いて入る店なのか
・車で来る店なのか
・近所の常連が支える店なのか
・夜に選ばれる店なのか
順番を逆にしないことです。

注記
旭川市の中心市街地向け補助・融資制度は、年度ごとに募集条件や予算状況が変わります。現行ページでも「予算がなくなり次第募集終了」と案内されているため、すでに終了している場合があります。
申請前に必ず旭川市公式サイトで最新情報をご確認ください。

第3章|旭川で物件を見る前に決めたい4つのこと

アキラ

ここまでで、エリアの考え方はだいぶわかってきたぜ。
でも実際に物件を探す前って、何を決めておけばいいんだ?
なんとなく不動産サイトを見始めても、結局よくわからなくなりそうだしな。

アカガネ所長

そこも大事なポイントです。
旭川で飲食店を開業するときは、物件を見る前に「自分の店の条件」を先に決めるほうが失敗しにくいです。
なぜなら、物件を先に見ると判断がブレやすいからです。

これらの理由を先に決めてしまうと
  • 家賃が安い
  • 居抜きで楽そう
  • 立派に見える
  • たまたま空いている

でも本来は、「自分の店がどう来店されるか」から逆算して物件条件を決めるべきです。

シマナガ

物件探しの前に決めるべきなのは、立地ではなく営業の型です。
先に決めるのは次の4つです。

先に決めるべき4つの条件
  1. 徒歩客の店か、車客の店か
  2. 昼型の店か、夜型の店か
  3. 小さく回す店か、駐車場が必要な店か
  4. 新規客を拾う店か、常連を積み上げる店か

1. 徒歩客の店か、車客の店か

アキラ

まずはそこですか
でも飲食店って、どっちも来てほしいのが本音では?

アカガネ所長

気持ちはわかります。
ただ、出店判断では「どちらが主力か」を決めないといけません。
たとえば旭川では、

・公開募集物件は中心市街地に厚く、4条通40件、1条通38件、3条通32件などが並びます。こういうエリアは、徒歩回遊型の店と相性がいいです。

・一方で、豊岡・東光・永山のような生活圏やロードサイドは、駐車場付きや車来店前提の店と噛み合いやすいです。

徒歩客メイン

→ 中心部寄りで考える

必要な条件

  • 見つけやすい
  • 入りやすい
  • 近くで選ばれやすい

車客メイン

→ 郊外・ロードサイド寄りで考える

必要な条件

  • 駐車しやすい
  • 出入りしやすい
  • 通り道にある
シマナガ

両方を狙うのは自由です。
ただし、どちらにも中途半端な店は弱いです。
メインをどこに据えるのかの条件が違います。

2. 昼型の店か、夜型の店か

アキラ

次は昼か夜か、か。
これも意外とでかそう。

アカガネ所長

かなり大きいです。
同じ飲食店でも、昼型か夜型かで、選ぶべき場所が変わります。

昼型で考えやすい店

  • カフェ
  • 定食
  • ランチ主体
  • ベーカリー
  • 惣菜、弁当

夜型で考えやすい店

  • バー
  • 居酒屋
  • 二次会需要のある店
  • 小箱の専門店

旭川では、中心部は夜の徒歩回遊と相性がよく、豊岡・東光・末広などの生活圏は昼の利用や日常利用と相性がいい考え方がしやすいです。公開募集の偏りを見ても、その傾向は読み取りやすいです。

シマナガ

昼型か夜型かを決めないまま物件を見ると、営業時間と周辺導線が噛み合わないことがあります。
昼に強い場所と、夜に強い場所は違います。
ここを曖昧にすると、立地の良さを使い切れません。

3. 小さく回す店か、駐車場が必要な店か

アキラ

これはワンオペ前提なら、かなり大事!

アカガネ所長

その通りです。
特にワンオペや少人数営業を前提にするなら、広さや駐車場条件は「見栄え」ではなく運営条件です。

小さく回す店に向いている条件

  • 小箱
  • 徒歩客中心
  • 回転より客単価や滞在価値重視
  • 中心部とも相性がいい

駐車場が必要な店に向いている条件

  • 家族客や複数人利用が多い
  • ランチや定食など日常利用が多い
  • テイクアウト需要がある
  • 郊外やロードサイドと相性がいい
シマナガ

広い店が強いとは限りません。
駐車場が多い店が正義とも限りません。
重要なのは、
その広さ、その駐車場、その固定費が、売上の取り方と一致しているかです。
広いだけで固定費が上がる。
駐車場だけあっても客単価が低い。
このズレは危険です。

4. 新規客を拾う店か、常連を積み上げる店か

アキラ

最後はそこか。
新規が多い店と、常連で回る店じゃ、確かに場所の選び方も変わりそうですね。

アカガネ所長

かなり変わります。
たとえば、

新規客を拾いやすい立地

  • 中心部
  • 人通りや回遊がある
  • 見つけてもらいやすい
  • 話題性や偶然来店が期待できる

常連を積み上げやすい立地

  • 生活圏
  • 近所で使われやすい
  • 駐車場がある
  • 日常導線に入りやすい

旭川では、中心部に物件が集まりやすい一方、豊岡・東光・末広などは生活圏の店として検討しやすい在庫があります。なので、新規型か常連型かを先に決めるだけでも、候補地はかなり絞れます。

シマナガ

立地を選ぶ前に、
どの客で店を回すのかを決める。
それが先です。
つまりコンセプト設計が必要になります。

物件を見る前の整理表

先に決めること選び方の分かれ目
徒歩客か、車客か中心部か郊外か
昼型か、夜型か生活圏か回遊立地か
小さく回すか、駐車場必須か面積と設備条件が変わる
新規客重視か、常連重視か見つけられる立地か、通われる立地か
アキラ

これ、先に決めてから探したほうが確かに早いね。
「良さそうな物件」じゃなくて、「条件に合う物件」で見られるようになるわけなんだね。

アカガネ所長

その通りです。
物件探しで迷う人の多くは、見る基準が曖昧なんです。
先に決める条件があります。

先に決める引き条件
  • 誰が来る店なのか
  • いつ使われる店なのか
  • どんな使われ方をする店なのか

第4章|旭川で物件を探すときに見るべきポイント

アキラ

よし、店の型を先に決めるのはわかった。
じゃあ実際に物件情報を見るときって、何をチェックすればいいの?
家賃と広さくらいしか見てなかったら、たぶん危ないよね?

アカガネ所長

危ないです。
しかも飲食店の物件は、「安い」「広い」「居抜き」だけで飛びつくと失敗しやすいです。

旭川は中心市街地に公開募集が厚い一方で、郊外やロードサイドにも候補があります。
だからこそ、どの地域でも共通して見るべき条件を持っておかないと、良さそうに見える物件に流されやすいです。
中心部では4条通40件、1条通38件、3条通32件など、候補が多いぶん比較の軸が必要になります。

シマナガ

物件探しで見るべきなのは「家賃」ではなく「営業できる条件が揃っているか」です。
最低でも、次の5つは確認が必要です。

見るべき5つのポイント
  1. 家賃と固定費の重さ
  2. 面積とワンオペ適性
  3. 駐車場と出入りのしやすさ
  4. 居抜きの中身
  5. 飲食営業できる条件が揃うか

1. 家賃は「安いか」ではなく「耐えられるか」で見る

アキラ

やっぱり最初に気になるのは家賃ですね。
やっぱり安いほうがいいと…

アカガネ所長

気持ちはわかります。
でも、見るべきなのは安さそのものではなく、売上計画に対して耐えられるかです。
逆に郊外でも、駐車場付きや一棟系になると、家賃以外に維持コストが乗ります。
だから家賃は、単体で見るより

家賃より重く見るポイント
  • 売上計画に合うか
  • 席数に対して重すぎないか
  • 人件費や仕入れを圧迫しないか
シマナガ

安い物件には、安い理由があります。
高い物件には、高い理由があります。
重要なのは、
その家賃が「自分の店の取り方」で回収できるかです。
家賃だけで判断しないことです。

2. 面積は「広いほうがいい」ではなく「回せる広さ」で選ぶ

アキラ

広い店って、なんか夢あります。
でもワンオペなら広すぎてもきついですよね

アカガネ所長

その通りです。
特にこのブログの読者みたいに、ワンオペや少人数開業を考える人には、広すぎる物件はむしろ危険です。
「広い=得」ではなく、「自分が回せるサイズか」が先です。

豊岡5条2丁目では17.15坪・13.2万円の飲食歓迎テナント、永山2条11丁目では67.63坪・24.2万円・駐車10台の一棟貸し、忠和5条6丁目では46.28坪・38.5万円・駐車15台のコンビニ跡など、旭川では面積も条件もかなり幅があります。

シマナガ

面積は見栄ではありません。
運営条件です。

広い物件のデメリット

  • 掃除範囲が増える
  • 歩数が増える
  • 空席が目立つ
  • 光熱費が増える
  • 内装費も上がる

小さい物件のメリット

  • 回しやすい
  • 初期費用を抑えやすい
  • 満席感を作りやすい

重要なのは、その広さで何席を、どう回すのかです。

3. 郊外では駐車場と出入りのしやすさがかなり重要

アキラ

郊外だと、やっぱり駐車場が命って感じですか?

アカガネ所長

かなり重要です。
特に豊岡・東光・永山・忠和・神居みたいな、車来店を前提にしやすいエリアでは、駐車場の有無だけでなく「使いやすさ」まで見る必要があります。

たとえば永山2条11丁目の物件は駐車10台、忠和5条6丁目の物件は駐車15台と、郊外型らしい条件が出ています。
こういう数字は魅力ですが、台数だけでなく出入りのしやすさや店前の視認性まで含めて判断すべきです。

シマナガ

駐車場は、あるかないかではなく、使われるかどうかで見ます。
見るポイントは次の通りです。

駐車場の選びのチェックポイント

チェック項目見る理由
台数想定客数に足りるか
入り口の位置右折・左折で入りにくくないか
出やすさ会計後にストレスなく出られるか
店との距離持ち帰りや家族利用で不便でないか
冬の使いやすさ雪の時期に機能するか

4. 居抜きは「楽そう」ではなく「何が残っているか」で見る

アキラ

居抜きって聞くと、お得に感じるんだよな。
厨房もそのまま使えたら楽そうだし。

アカガネ所長

そこも、半分正解で半分危険です。
居抜きはたしかに初期費用を抑えやすいですが、残っているものが自分の業態に合わなければ、むしろ中途半端にコストがかかります。
見るべきなのは、

居抜き物件の見るべきポイント
  • 厨房機器が残っているか
  • ダクト・排気が足りるか
  • 客席配置が使いやすいか
  • トイレや手洗いがそのまま使えるか
  • 以前の業態と自分の業態が近いか
シマナガ

居抜きの本質は、「前の店の正解を引き継ぐこと」ではなく、「自分の店に転用できるか」です。
前がカフェだった物件に、ラーメン店や焼き物中心の店を入れるなら、
排気・給排水・厨房動線で追加工事が出る可能性があります。
居抜きだから安い。
ではありません。
直しが少なく済む居抜きが安いのです。

5. そもそも飲食営業できる条件が揃うかを確認する

アキラ

最後はそこですか。
見た目とか広さ以前に、そもそも店としてやれるのかって話ですね。

アカガネ所長

その通りです。
ここを飛ばして契約に近づくのが一番危ないです。

旭川市は、新規申請について営業開始の7日前から10日前が目安、さらに工事前に施設の平面図を持参して相談するよう案内しています。
飲食店を含む食品営業は、営業許可申請または営業届出が必要になる場合があるので、物件契約前から保健所目線で考えておくべきです。

また、用途地域などの出店条件確認には、旭川市の都市計画情報システムも使えます。
物件の場所によっては、周辺環境や用途制限の確認もしておくと安全です。

シマナガ

「良い物件」より先に、「営業できる物件」かを確認する。
は確認対象です。

物件選びの大前提条件
  • 飲食用途で使えるか
  • 保健所基準に合わせやすいか
  • 工事前相談が必要か
  • 用途地域や周辺条件に問題がないか

物件を見るときのチェック表

見る項目チェックの視点
家賃売上計画で耐えられるか
面積ワンオペ・少人数で回せるか
駐車場台数だけでなく使いやすいか
居抜き自分の業態に転用しやすいか
許可・条件飲食営業できる条件が揃うか

特に旭川は、中心部の小箱から郊外の駐車場付き大箱まで、物件の幅が広いです。
だからこそ、自分の店に必要な条件を先に持っておくのが大事です。
公開募集の厚みがあるぶん、比較軸がないと逆に迷いやすいです。

シマナガ

物件探しは、不動産の比較ではなく営業条件の照合作業です。
条件を持って探す。
それだけです。

第5章|旭川で開業前に確認したい相談先と公的情報

アキラ

物件の見方はだいぶわかってきた。
でも実際に動くとなったら、旭川ではどこに相談すればいいんだろう?
市役所なのか、保健所なのか、不動産屋なのか、創業支援の窓口なのか……。
最初の相談先を間違えたら、かなり遠回りしそうだよな。

アカガネ所長

その感覚は正しいです。
旭川で飲食店を開業するときは、ひとつの窓口で全部終わるわけではありません。
下記の図のように、確認先が分かれています。旭川市は食品関係営業の許可等を第二庁舎で扱っており、都市計画情報システムや創業支援ページも別に用意しています。

旭川の相談窓口
  • 営業許可や衛生基準は保健所
  • 創業支援や証明書は産業振興課や支援機関
  • 用途地域や立地条件は都市計画情報
  • 物件探しは不動産会社やテナント情報

1. 営業許可や施設基準は、まず保健所で確認する

アキラ

やっぱり飲食店なら、最初に保健所って感じですね?

アカガネ所長

かなり重要です。
特に飲食店は、工事してから相談だと手戻りになるので、早めに保健所目線を入れておいたほうが安全です。

旭川市の食品関係営業は、健康保健部保健所の衛生検査課が所管で、第二庁舎2階にあります。
受付時間は平日8時45分から17時15分、所在地は旭川市7条通10丁目です。
第二庁舎の案内でも、食品関係営業の許可や試験検査などを扱う部署として明記されています。

また、旭川市は食品保健係のお知らせページで、食品関係営業許可施設一覧や監視指導計画なども更新しています。開業前後に一次情報を追いかける入口として使いやすいです。

保健所で確認したいこと理由
自分の業態が許可か届出か必要手続きが変わる
施設の平面図で問題ないか工事後の手戻りを防ぐ
手洗い・厨房・トイレの配置基準に合うか確認できる
既存設備で足りるか居抜き活用の可否が見える
シマナガ

「この業態で、この物件、この図面で進めたい」と相談できる状態にすることが大事です。
これは旭川市が食品関係営業許可や施設情報を継続的に公表していることからも、実務的な確認先として保健所が中心になることを示しています。

2. 創業支援や証明書は、産業振興課と支援機関を確認する

アキラ

許可の話とは別に、創業の相談先もあるんだよな?

アカガネ所長

あります。
旭川市では、創業支援に関するページがまとまっていて、特定創業支援等事業による支援を受けたことの証明書発行も案内されています。
対象は、創業予定者や創業後5年未満の人です。
申請は、所定様式を整えて産業振興課へ電子メールで提出する流れです。

この証明書は、
創業時に活用できる制度と関係することがあるので、開業を具体化している段階なら一度確認しておく価値があります。
記事では詳細制度の説明まで踏み込まなくても、「旭川では創業支援の入口がある」と示すだけで読者の行動がかなり変わります。

シマナガ

ここで重要なのは、
「補助金があるか」ではなく、「創業者向けの正式な支援導線があるか」です。
旭川市は創業支援関連の制度や証明書発行を案内しています。
ただし、募集型の補助制度は年度や予算で変わるので、使える前提で資金計画を組まないことです。
証明書や支援メニューの存在を知り、使えるものがあれば確認する。この姿勢が安全です。

3. 用途地域や立地条件は、都市計画情報システムで確認する

アキラ

物件の場所については、不動産屋の説明だけで大丈夫なんじゃない?

アカガネ所長

不動産会社の情報はもちろん大事です。
でも、用途地域や周辺条件の確認は、自分でも一度見たほうが安心です。

旭川市は「旭川市都市計画情報システム」を公開していて、GISで都市計画に関する情報を調べられるようにしています。運用開始は令和4年10月からで、用途地域図の旧システムは終了し、現在はこの都市計画情報システムが案内されています。

問い合わせ先は旭川市地域振興部都市計画課で、第二庁舎3階、受付時間は平日8時45分から17時15分です。立地に不安があるときは、物件契約前に一度確認しておくと安心です。

シマナガ

都市計画情報システムで見る目的は、難しい図面を読むことではありません。
見るべきなのは、以下のとおりです。

都市計画情報システムで見るポイント
  • 用途地域
  • 周辺環境
  • 想定する営業と場所のズレがないか

不動産会社の説明を補強するために、一次情報で場所を確認する。
それだけでも判断精度は上がります。

4. 物件探しは「公開募集」と「現地感覚」を両方使う

アキラ

物件探しは、結局ネットで探して終わりじゃないってことですね。

アカガネ所長

その通りです。
旭川では、公開募集ベースでかなりの件数が出ています。
テナント旭川では公開掲載数が318件あり、中心部だけでも4条通40件、1条通38件、3条通32件など、比較材料は豊富です。
だからこそ、ネットで候補を絞ること自体は有効です。
ただし、公開情報だけではわからないことも多いです。

ネットだけでは見れない情報
  • 前面道路の交通量
  • 駐車場の使いやすさ
  • 冬の動線
  • 周辺の店の雰囲気
  • 昼と夜で人の流れがどう変わるか

みたいなことは、現地を見ないと判断しにくいです。

シマナガ

物件探しは「ネットで探す」だけで終わりません。
公開募集は比較の入口です。
現地確認は、営業できるかどうかの確認です。
この2つを分けて考えるべきです。

相談先の整理表

確認したいこと主な確認先
営業許可・施設基準旭川市保健所 衛生検査課
創業支援・証明書旭川市産業振興課、支援機関
用途地域・立地条件旭川市都市計画情報システム、都市計画課
物件候補テナント情報サイト、不動産会社、現地確認

まとめ|旭川で飲食店を開業するなら「勝ち方」を決める

アカガネ所長

ここまで見てきたとおり、旭川で飲食店を開業するときは、全国共通の開業手順をなぞるだけでは足りません。
大事なのは、旭川のどこで、どんな来店導線で、自分の店を使ってもらうのかを先に決めることです。
旭川は、公開募集物件で見ると中心市街地に候補が集まりやすい一方、豊岡・東光・永山・忠和・神居・末広など、生活圏やロードサイドにも出店候補があります。
中心部は物件比較がしやすく、郊外は車来店型の業態と相性がよい、という違いがあります。
つまり、「空いている物件を探す」ではなく、「自分の業態に合うエリアを先に決める」のが、旭川では特に重要です。

シマナガ

旭川での出店判断は、次の順番で考えるべきです。
旭川で飲食店開業を考えるときの基本順序は以下になります。
この順番なら、物件に振り回されにくいです。

開業するための基本手順
  1. 徒歩客の店か、車客の店かを決める
  2. 昼型か、夜型かを決める
  3. 小さく回す店か、駐車場が必要な店かを決める
  4. 新規客重視か、常連重視かを決める
  5. その条件に合うエリアで物件を探す
  6. 保健所・都市計画・創業支援の順に確認する
アキラ

なるほど。
結局、旭川で飲食店を開業するって、
「物件を探す話」じゃなくて、自分の店の勝ち方を先に決める話なんだね!

アカガネ所長

その通りです。
そして、実際に動くときは、確認先を分けるとスムーズです。

  • 営業許可や施設基準
    • → 旭川市保健所 衛生検査課
  • 用途地域や立地条件
    • → 旭川市都市計画情報システム・都市計画課
  • 創業支援や証明書
    • → 産業振興課・創業支援窓口
  • 物件候補の比較
    • → テナント情報サイト・不動産会社・現地確認

旭川市の衛生検査課は第二庁舎2階にあり、食品関係営業の許可を担当しています。都市計画情報システムはGISで用途地域などを確認でき、都市計画課は第二庁舎3階です。

シマナガ

最後に、この記事の要点を一文で言います。
旭川で飲食店を開業するなら、先に「どんな店か」を決める。
そのあとで「どこで出すか」を決める。
最後に「その場所で本当に営業できるか」を確認する。
これが基本です。

アキラ

よし、わかった。
まずは「いい物件あるかな」じゃなくて、
自分の店が徒歩型か車型か、昼型か夜型かを整理する…
つまりコンセプト設計からボクの開業はスタートだ!

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