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未経験者でも開業できる?小さなパン屋の開業の流れも資格も全部解説

未経験者でも開業できる?小さなパン屋の開業の流れも資格も全部解説
甲斐承太郎

あっさ一番早いのは~♪パン屋ぁ~のおじさんっ♫
ちょっと飲食店とはズレちゃうんだけどさ、ボク、パン屋さんを開くのも
興味あるんだよね。
ボクみたいな未経験者でも小さなパン屋さんって開くことはできる?
お金もそんなに無いんだけどね。

アカガネ所長

パン屋を開業したいという夢を持ちながら、どこから始めればいいのか、何が必要なのか不安に思うのは当然あります。
特に未経験からのスタートは、多くの不確実性が伴いますが、その一歩を踏み出す勇気と適切なガイドがあれば、成功への道を切り開くことができます。

この記事でわかること
  • パン屋開業のために必要な基本的なスキルと知識を習得する方法
  • 開業資金の計画と調達のアドバイス
  • 実際に店を開くまでの具体的なステップバイステップのプロセス
シマナガ

小規模なパン屋を開業するには、パン作りの技術だけでなく、ビジネス運営の知識も不可欠です。
未経験から始める場合、基本的なパン作りの技術を学ぶこと、適切な設備と原材料の選定、さらにはマーケティング戦略の理解が必要です。
これらの知識は、専門的な研修プログラムや副業を通して実務経験を積むことで身につけることができます。

目次

パン屋さん開業は未経験者でも大丈夫?

甲斐承太郎

で、情熱はあるけど未経験者のボクたち…
そんなボクみたいな迷える子羊はどうなっちゃうの?

アカガネ所長

未経験からでもパン屋を開業することは十分可能です。
ただし、成功するためにはいくつかの重要なステップがあります。
まず、基本的なパン作りの技術やビジネスに関する知識を身につけることが重要です。
これらの3つのパターンを順番に説明します。

1.専門学校に通う

シマナガ

高額な金額がかかってしまいますが充実したカリキュラムが整っており最短でスキルアップが狙えます。

メリットデメリット
体系的なカリキュラムで基礎から応用まで学べる学費が高額で経済的な負担が大きい
最新の設備と実際の職場に近い環境で学べるカリキュラムが固定されており、自由な学びが制限される場合がある
同じ目標を持つ仲間との出会いや業界のネットワークを築ける学業とアルバイトなど、時間的な制約によるストレスがある
専門学校に通うメリット・デメリット

2.独学で勉強する

アカガネ所長

独学での学びは自由度が高く、経済的な負担も少ないですが、技術面での不安定さや孤独感といった課題も抱えています。それぞれの方法には利点と欠点があるため、個々の状況や目標に応じて最適な選択をすることが大切です。

メリットデメリット
自分のペースで学べるので、ライフスタイルに合わせて柔軟に進められる体系的な学びが難しく、基本的な技術の習得が不十分になることがある
費用がかからない、または低コストで学べるプロのフィードバックが得られないため、間違った技術を身につけるリスクがある
自分の興味や必要に応じて学ぶ分野を選べる孤独感を感じやすく、モチベーションの維持が難しい
独学で勉強するメリット・デメリット

3.副業やパン屋さんで働く

シマナガ

副業やパン屋でのアルバイトは、実際の職場での経験を積みながら技術を学べる大きなメリットがありますが、勤務時間や仕事の負荷といったデメリットも考慮する必要があります。
自分のライフスタイルやキャリアプランに合った形での学び方を選択することが成功への鍵となるでしょう。

メリットデメリット
実際の職場環境で学べるため、現場のスピード感や要求レベルを体験できる定期的な収入が必要な場合、副業としての時間管理が難しいことがある
経験を積みながら収入を得られるため、学びながら経済的な支援が可能勤務時間や労働条件によっては、学びたい技術や知識に十分に触れられない場合がある
業界の人脈を築きながら、仕事のノウハウや業界知識も同時に学べるパン屋の仕事は体力を要するため、本業とのバランスが取りづらいことがある
副業やパン屋さん働くメリット・デメリット
甲斐承太郎

お金があって時間が無いなら専門学校に通うのが一番の近道だよね。
でも、お金が無いなら時間かかるけどアルバイトや副業でお金を稼ぎながら修行するのがいいよね。
ん~、タイム・イズ・マネー。

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小さなパン屋さんを開業するにはいくらかかるの?

甲斐承太郎

はい。
大きなパン屋さんは無理よ。
小さなパン屋さんね。
どのくらい開業資金が必要なの?

シマナガ

パン屋さんは材料置き場や発酵させて寝かしておく場所などある程度の広さが必要で基本的に20坪ほどの広さが必要になります。
さらにオーブンやミキサーなどの設備費についても通常の飲食店とは異なってきます。
そのためデータがありません。

甲斐承太郎

言いたいことはわかるけど
だいたいの予測でいいので計算してみてよ!

シマナガ

一般的に厨房設備費には約500万円が必要とされています。
この金額にはオーブン、ミキサー、発酵器(ホイロ)、冷蔵冷凍庫など、パン製造に必要な主要な設備が含まれます。
札幌市で募集している空き物件で計算してみました。

賃料・費用家賃:15万円 [税別] (+管理費等 4,000円)
坪単価:約6,123円/坪
(敷)90万円(6ヶ月)(礼)15万円(1ヶ月)
(仲)16万5,000円
専有面積81m² (24.5坪)
住所北海道札幌市白石区
交通平和駅(徒歩15分)|厚別駅(徒歩29分)
階/階建路面 / 2階建
築年月築34年(1989年7月)
駐車場あり (無料) 駐車可能台数:3台
備考元お弁当屋さんの居抜き物件になります。
札幌の居抜き物件の例
シマナガ

下記の記事のスクリプトを利用して計算します。
物件所得費: 1,618,000円
外装工事費: 698,250円
内装工事費: 6,284,250円
厨房設備費: 5,000,000円
什器備品費: 1,264,000円
運転資金:2,232,000円
おおよそ総額:17,096,500円です。

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アカガネ所長

パン屋の場合、生地の調製、発酵、成形、焼成といった工程を効率良く行うために特定の機器が必要です。
小規模な店舗でも、基本となる機器は押さえておくことが大切です。以下に主要な設備をリストアップしてみました。

小さなパン屋の主要な設備

  • ミキサー:
    • 生地を混ぜるための基本的な機器です。
      パンの種類に応じて、適切なサイズとタイプのミキサーを選びます。
  • 発酵器 (ホイロ):
    • 生地を一定の温度と湿度で発酵させるための機器です。
      発酵の状態がパンの品質を左右するため、正確な温湿度コントロールが可能なものを選ぶことが重要です。
  • オーブン:
    • パンを焼くための最も重要な機器です。
      電気オーブン、ガスオーブン、コンベクションオーブンなど、用途や焼きたいパンの種類に応じて選びます。
  • 冷蔵・冷凍庫:
    • 原材料や仕込んだ生地の保存に必要です。
      効率的な運用と食品衛生を保つために十分な大きさのものを選ぶことが大切です。
  • 成形機器 (モルダー):
    • 生地を特定の形に成形するための機器で、効率的に作業を行うために導入を検討すると良いです。
  • 作業台:
    • 生地の成形や最終仕上げに使用するため、十分なスペースと耐久性のある作業台が必要です。
  • スライサー:
    • パンを均等にスライスするための機器です。特にサンドイッチなどを扱う場合に便利です。
  • その他の小物:
    • 大型の機器だけでなく、計量カップ、ボウル、発酵カゴ、クープナイフなど、パン作りには様々な小物が必要です。
甲斐承太郎

どぎゃーん!!2,000万円…

開業資金を抑える3つ方法

アカガネ所長

最近はフードデリバリーサービスやキッチンカーの利用が一般的になっておりますね。
さらに、自宅をリノベーションしてカフェと組み合わせたり、テイクアウト専門のパン屋を開業する事例も増えています。

1. テイクアウト専門店で開業

シマナガ

テイクアウト専門店は、小さなスペースで効率よく運営が可能です。
イートインスペースを設けないことで、初期投資を抑えつつ、立地にも柔軟に対応できるのが魅力です。

メリットデメリット
初期投資や運営コストの削減客単価の低さ
立地選びの自由度が高いパッケージコストと廃棄リスク
店内顧客対応の効率化焼立ての匂いや温かみをPRできない
テイクアウト専門店で開業するメリット・デメリット
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テイクアウト専門店を開業するには?ゴーストキッチンも合わせて解説 テイクアウト専門店の開業資金は、概ね100万円から500万円程度が相場とされていますが、事業内容、立地、物件の種類によって大きく変動する可能性があります。自宅での開業ならば内装工事費のみで100万円程度に抑えられるケースもありますが、新規に店舗を取得する場合は、10坪程度の小規模店舗でも300万円から800万円ほどの資金が必要になることがあります。これには、開業資金だけでなく、初期の運転資金も含まれます。

2. 自宅で開業

アカガネ所長

自宅を改装してパン屋を始めるのは、通勤時間の削減や生活とのバランスが取りやすいです。
自分の空間を最大限に活用できるため、スタートアップのコストも大きく抑えられます。

メリットデメリット
初期投資の大幅削減プライバシーの侵害
通勤時間がなくプライベートとのバランス商業活動に対する住宅地の規制
固定費の削減ご近所さんとのトラブルにつながりやすい
自宅開業で開業するメリット・デメリット
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自宅を使って飲食店開業はできる?自宅で始める小さなお店 自宅で飲食店を開業する際は、まず用途地域の確認や営業許可の取得など法的要件を満たす必要があります。 スペースの分離方法には上下分離型や縦割り型などがあり、それぞれに適した防音対策や改装が求められます。メリットとしては、初期投資や運営リスクの軽減、柔軟な労働時間、地域密着型のビジネスを展開しやすい点があります。

3. フランチャイズを利用する

シマナガ

フランチャイズは、既に市場で成功しているビジネスモデルを活用できるため、初心者でも安心してスタートできます。
ブランド力と確立された運営ノウハウで、集客と経営の両面でリスクを低減できます。

メリットデメリット
開業初心者でも安心のサポート加盟金やロイヤリティなど継続的な費用
ブランド力を活用した集客効果運営の自由度が低い
安定した経営が見込める競争が激しい場合もある
フランチャイズを利用するメリット・デメリット
アカガネ所長

それぞれの開業スタイルには特有の利点と課題があります。
自分のライフスタイルやビジネスへのアプローチに最適な方法を選び、計画的に進めることが成功への鍵です。

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フランチャイズはやめておけ?低資金で失敗しない飲食店開業の秘訣 飲食業はフランチャイズが多く採用され、有名チェーン加盟による顧客獲得のスムーズ化、食材のコスト削減、人気商品の提供がメリットです。キャッシュフローが明確で経営しやすい一方、競争が激しく、適切な経営計画と立地選びが不可欠です。フランチャイズ本部は立地調査とノウハウを提供し、出店エリア選定をサポートすることも大きな強みです。

パン屋さんを開業するのに必要な資格は

甲斐承太郎

パン屋さんを開業するにはどんな資格が必要なの?

アカガネ所長

菓子製造業許可が原則必要です。
必要に応じて、飲食店営業許可が必要です。

資格・許可説明取得方法費用
食品衛生責任者の資格飲食店や食品製造を行う事業に必須の資格。店舗ごとに少なくとも1人は必要。各地方自治体が実施する講習を受講。受講料は自治体によって異なるが、1万円前後が相場。約1万円
菓子製造業許可パンや菓子の製造・販売に必要な許可。パンは法律上「菓子」に分類されるため、この許可が必要。保健所に申請し、施設基準の審査を受ける。保健所によって異なるが、申請手数料は数千円から数万円程度。
飲食店営業許可イートインスペースを併設した店舗で料理(スープ類含む)の提供する場合に必要保健所に申請し、施設基準や衛生基準の審査を受ける。保健所によって異なるが、申請手数料は数千円から数万円程度。
それぞれ基本の資格
シマナガ

パン屋さんを開業する際には、営業スタイルによって必要な資格や許可が異なります。以下に各スタイルごとに必要な資格や許可をリスト化して説明します

パン屋さんのスタイルによる必要な資格

  • 普通の店内販売スタイル
    • 食品衛生責任者の資格
    • 菓子製造業許可
  • 店内販売スタイル+イートインスペースやカフェとの併設
    • 食品衛生責任者の資格
    • 菓子製造業許可
    • 飲食店営業許可
  • 店内販売を行わずテイクアウト専門で営業するスタイル
    • 食品衛生責任者の資格
    • 菓子製造業許可
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飲食店営業許可を取るには?|必要書類と保健所の立会いまでの全工程 飲食店を開業する際には、営業許可証の取得が必須です。この許可を得るには、食品衛生管理者の設置と共に、店舗の設備や衛生状態が保健所の基準に適合しているかを確認する検査に合格する必要があります。これにより、安全と衛生を保ちながら飲食業を運営するための法的基盤が整います。

パン屋さんはいくら稼げる?成功するには?

甲斐承太郎

パン屋さんはいくら稼げるの?
そして、成功するためにはどうすればいいの?

アカガネ所長

一般的な年収の目安です。

  • 個人経営の小規模パン屋
    • 年収:300万円〜500万円
    • 月収:25万円〜40万円
    • 小規模のパン屋の場合、収入は経営者の技量や地域の需要によって大きく変わります。
  • 中規模のパン屋
    • 年収:500万円〜1000万円
    • 月収:40万円〜80万円
    • 中規模になると、設備投資や従業員の数も増えるため、経費がかかりますが、その分売上も増加します。
  • 大規模チェーン店
    • 年収:1000万円以上
    • 月収:80万円以上
    • 大規模なチェーン店やフランチャイズでは、安定した収入が期待できますが、初期投資や運営コストも高くなります。
シマナガ

パン屋さんを成功させるためには、いくつかのポイントがあります。まずは技術を磨くこと、そして経営に必要な知識やスキルを身につけることが大切です。

技術の向上

  • パン製造技能士の資格取得
    • 2級、1級、特級の3段階があります。実務経験を積みながら資格取得を目指しましょう。
  • 製菓衛生士の資格取得
    • 衛生管理や食品添加物の知識も身につけられ、パン作りに役立ちます。
  • 専門学校やパン教室に通う
    • 体系的な知識と実践的な技術を学ぶことができます。

経営スキルの向上

  • マーケティングの学習
    • 市場調査や顧客ニーズを把握し、ターゲットに合わせた商品開発を行う。
  • 財務管理
    • コスト管理や売上予測、資金調達などの基本的な財務知識を身につける。
  • 経営戦略の策定
    • 店舗運営の方針や長期的なビジョンを明確にする。
アカガネ所長

成功するためには、技術と経営の両面でのスキルアップが不可欠です。
資格取得や実務経験を通じて、自分のパン作りの技術を磨きながら、経営に必要な知識も身につけていくことが大切です。
また、常に顧客のニーズを意識し、独自性のある商品を提供することで、競争の激しいパン業界で成功を収めることができるでしょう。

甲斐承太郎

パン屋の国家資格ってこんなにたくさんあるんだね。
あれれ…お米の国家資格ってあるのかな?

まとめ

アカガネ所長

今回は小さなパン屋さんの開業方法を見てきました。
パン屋の開業にはかなりの資金が必要です。
例えば、店舗取得費や内装工事費、厨房設備費などが大きな割合を占めます。
可能であれば、固定費を抑えるために自宅を改装して店舗を併設する、またはキッチンカーやフードデリバリーを利用する方法も検討しましょう。

シマナガ

カフェやイートインスペースを併設するのか、パンの販売だけをするのかなど、パン屋さんの営業スタイルにより、必要な資格も変わります。
食品衛生法は近年、国際基準であるHACCPに合わせた法改正もありました。
無許可営業にならないように、保健所に相談したり、不安であれば法律家である行政書士に依頼するのが良いでしょう

甲斐承太郎

さり気なく宣伝もできたね!開業への道もはっきりしてきたぞ!
朝一番遅いのは…お~いらだよ~…

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