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飲食店の接客サービスとは?もう二度と来ない店と何度も来たい店

飲食店の接客サービスとは?もう二度と来ない店と何度も来たい店
甲斐承太郎

ついに開店日が迫ってきた!開業前にどのような点を確認すればいいの?本番に向けたトレーニングや見落としがちなポイントや開業のための最終チェックリストはとかある?

アカガネ所長

店舗の引き渡しを受けたらついに準備も最終段階です。
まずは全体図をイメージして全体像を掴んで監督をしなければなりません。新規開業で最低確保してい準備期間は15坪以下で9日、15坪以上で12日でそれ以上だと2週間以上と言われています。
開店時の失敗は多くのお客さんを逃すことになりますので準備には万全を期すように心がけましょう。

この記事でわかること
  • 開業前の必須チェックポイントの理解
  • よく見落とされがちな項目の確認
  • 開業成功へ導く最終チェックリストの提供
シマナガ

開店時トラブルで最も多いTOP3は
①オーダーを取りに来ない
②料理や頼んだものが来ない
③間違ったモノが届く

の3つです。失敗のほとんどがトレーニング通りの動きが出来ず、さばききれない状態が発生し、慌ててリズムが崩れてしまうのが原因です。

目次

飲食店の価値とは

アカガネ所長

本題に入る前に飲食店を経営するうえで大切な接客サービスについてお話します

シマナガ

飲食店において、サービスレベルの向上は重要な経営課題です。
お客さまがお店の価値を判断するときに「サービスが良いこと」これが大部分を占めます。
コンセプトの回でもおはなししたように代金を支払うのは価格に対して、すべてのコト・モノの価値(ベネフィット)が上回っているときに代金を支払うのです。

アカガネ所長

2度と行きたくない飲食店の理由を調査した結果「接客態度が悪い店」が圧倒的に多いです。料理や雰囲気がよくても接客が悪ければ常連どころか二度と来店してもらえなくなります。

甲斐承太郎

そうか…美味しい料理を提供するだけではダメで、基本は接客業だからサービスの質も求めれるよね。
どうやったら質の高いサービスを提供できるの?

サービス価値の付け方

アカガネ所長

サービス力を向上させるには、まずはアナタや従業員のマナーなど「サービスの基礎レベル」を高めることからスタートしましょう。

甲斐承太郎

なるほどでござます。いかにその方法お聞かせいただければよいでございましょうか?

シマナガ

まずは、本来できてあたりまえのことを全員が実行し、かつそのレベルを向上させることが必要です。
具体的な施策をまとめておきます。

接客サービスの基礎レベル向上方法

  • 従業員全員による心地よい対応の実践
    • 言葉遣い、目線、姿勢、身だしなみ、笑顔など、基本的な行動を徹底してください。これらは簡単なことのように思えますが、実践の度合いが重要です。目指すは「まあ、できている」ではなく、「完璧にできている」ことです。
  • 通常のサービスフローの再確認と向上
    • お客様が来店されてから退店されるまでのサービスの流れを見直し、どうすればより良くできるかを考えてください。単一的なサービスではお客様に価値を感じてもらえないかもしれません。そこで、チーム全員で「お客様に喜んでいただくには何をすればよいか」を考え、それを店舗全体のルールとして定め、確実に実行しましょう。

サービス価値のさらにレベルアップするには

アカガネ所長

営業開始前の最終チェックでのロールプレイングに加えてさらにレベルアップに必要な4ステップについてお伝えします。

シマナガ

接客を通じて、お客様の笑顔や感謝の言葉を受けることで、仕事の価値と充実感を深く実感できるようになるでしょう。

レベルアップに必要な4ステップ

  1. お客様の動きや表情を常に観察する: お客様の細かい動きや表情から、その時々の気持ちや欲求を読み取ります。この継続的な観察が、適切なタイミングでのサービス提供を可能にします。
  2. 何を欲しているのかを考える: 観察した情報を基に、お客様が何を求めているのか、どのようなサービスが喜ばれるのかを思考します。このプロセスは、お客様にとって価値のあるサービスを創造する土台となります。
  3. 提案を行う: 考えたサービス内容を勝手に実施するのではなく、まずはお客様に提案します。この対話を通じて、お客様の承諾と同意を得ることが大切です。お客様自身がサービスを選択する過程に関与することで、満足度が高まります。
  4. 実施後の確認を行う: サービス提供後は、その効果をお客様に確認します。これは、サービスがお客様の期待に応えたかどうかを測るための重要なステップです。また、このフィードバックは今後のサービス改善のための貴重な情報源となります。

営業開始前の最終チェック

アカガネ所長

必要な準備として
①モノの準備・確認②トレーニング③コンセプトの完成度と微調整
の3つが基本になります。

必要なモノの準備・確認

必要なモノのチェックリスト

  • 店舗設備の準備と確認
    • 厨房機器やレジや電話など店舗内の全部の機器のチェックを行いましょう。
  • 店舗備品の準備と確認
    • なるべく店舗引渡日になるように調整して開封・洗浄して所定の位置に所定の位置に収納してください。
  • 販促物
    • 店舗でメニューやポスターなどの飾りつけからスタンプカードやチラシなど用意して動線をお客さん目線の確認しておきましょう。
  • 取引業者
    • 食材や消耗品のような使用頻度が高いものは営業時と同じように納品作業をしてもらいシミュレーションをしておきましょう。在庫切れで料理が提供できないは禁忌行為です。
シマナガ

空調機器
風量調整により、寒すぎたり暑すぎたりの寒暖差が激しい席がないかチェックしましょう。
納品物
とにかく一度場所を決めてしまうことです。あいまいだと邪魔だからと移動、邪魔だから移動といった具合に片付かないモノが生まれます。

甲斐承太郎

開店当日に設備が動かないってよく聞くよね。
無駄になっても良いから本番を想定して実際に動かしてみるのが大事だね。

接客トレーニングの準備・確認

アカガネ所長

新規開業時の接客面でのトラブルの原因が「単純な間違え」「単純な忘れ」の2点です。
お客さんの入店から退店までの流れをしっかりロールプレイングを行って接客の練習を何度も繰り返しましょう。
最初からレベルの高い接客を目指す必要はありません。
お客さんが来店したら、普通に席に案内されて、呼んだらオーダーを取りに来てくれる、特に待たされずに頼んだ料理がちゃんと届く、不快に思わずちゃんと食事ができる。の普通の接客を目指しましょう。

接客トレーニングのチェック事項
  • 入店から退店までの基礎的な事項を徹底的に確認する。
  • 注文取りを絶対に間違わないようにする。
  • 料理の提供先を絶対に間違わないようにする
  • 笑顔で一生懸命に取り組む
シマナガ

トレーニング中も「何故やるのか」を明確にして取り組まなければなりません。
全従業員でコンセプトを改めて共有して、挨拶・返事・報告の仕方なども店舗の基本ルールとなる部分も徹底的にトレーニングに取り組みましょう。

甲斐承太郎

接客スタッフがお客さんと距離が近くてお店のコンセプトを伝える大切な役割を担っているんだね。笑顔や元気な返事があれば、ぼくのお店のコンセプトをつたえる事ができるはず。

厨房トレーニングの準備・確認

アカガネ所長

厨房スタッフは最重要の料理を提供する要です。
料理については接客と違い、不慣れや未熟が許されせん。
「不良品」「見本と違う」「いつまで経っても届かない」など発生しないように事前にトレーニングを積んで合格点を出せる料理を提供しましょう。

厨房トレーニングのチェック事項
  • 衛生管理・食中毒防止、食材使用ルールの基本事項を徹底的に確認する
  • ポジションごとの仕込み作業を100%把握する
  • 料理作りを何度も繰り返す。

合同トレーニングの準備・確認

アカガネ所長

最終仕上げとして合同トレーニングを行いましょう。

合同トレーニングのチェック事項
  • あくまで本番を想定して行いましょう。たとえ無人でも「客席にお客さんが座っている」想定しよう。
  • 料理の提供時間の確認。入店してオーダーをしてから想定時間内に料理を提供できればOK
  • 料理提供ミスやテーブル間違いなど、間違いポイントをチェックしておきましょう。
  • 想定していた人員の配置や食材の仕込などでピーク時にも対応できるか確認しておく
  • 開店前の仕込みや閉店後の片付けや掃除まで本番通りに行い準備状況を確認する
シマナガ

賞味期限の管理や調理などに不手際やミスが繰り返されると衛生管理の面に問題が発生して最悪食中毒が発生してしまいます。
食中毒が発生してしまうと営業停止になり収入がなくなります。
そんなことがないように衛生面については国際基準がありますので取り入れるとマニュアル作りや研修が効率的に行えます。

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HACCP(ハサップ)とは? 個人店でも義務化で導入手順を解説 HACCPは、食品安全を確保するための衛生管理手法で、多くの先進国で導入が義務化されています。日本でも義務化されていますが、小規模事業者や個人経営のお店では、HACCPのすべての取り組みを実施するのが困難な場合があります。これに対して、HACCPの原則を遵守する上での特別な配慮や措置が設けられており、これにより小規模事業者でも食品の安全性を確保しつつ、基本原則を導入・運用できるよう配慮されています。これにより、消費者に対して安全な食品を提供し、食品安全への信頼性を高めることが可能となります。

やらなきゃもったいないプレオープン活用法

アカガネ所長

ついに開店直前までやってきました。
ここの期間ではプレオープンを行いしっかり開業本番に備えましょう。

甲斐承太郎

あれ?プレオープンは知り合いを集めたレセプションがあるからやらなくていいんでないの?
そもそもレセプションとプレオープンなんてやることが同じでしょ?

シマナガ

プレオープンにはレセプションとは区別すべきです。
プレオープンは、ただ単に営業を行うだけでなく、店舗の運営における不備を発見し、根本的な改善を図るための重要なプロセスです。
本音のフィードバックを得ること、そしてプロの意見を積極的に取り入れることが成功への鍵を握ります。
この活用法を通じて、開業時のスムーズな運営と長期的な顧客満足の向上を目指しましょう。

項目プレオープンレセプション
目的実際の営業を試験的に行い、運営の不備を発見し改善する。お世話になった人たちに感謝を伝え、祝いをもらうためのお披露目イベント。
対象者一般客、知り合い、業者など、フィードバックを提供できる人々。親しい人たち、サポートしてくれた人たち、VIP客など。
期間オープン前の短期間(数日間)。通常、オープン直前や直後の1日または数時間。
活動内容実際に店舗を運営し、トレーニング、問題点の特定と改善作業を行う。社交的なイベント、感謝の意を示し、祝福を受ける。
フィードバックの重要性高い。実際の運営に関する具体的な改善点や問題を特定するため。限定的。主に感謝と祝福を受ける場であり、運営の詳細なフィードバックを目的としない。
結果の期待運営の質の向上、問題点の解消、スムーズな正式オープン。関係者との良好な関係の構築、店舗の社会的地位の確立。
重要視する点客観的な意見と具体的な改善案。社交的なつながりと感謝の表現。
シマナガ

プレオープンは店舗の運営に直接的に貢献するフィードバックを集め、問題点を改善することに焦点を当てています。一方で、レセプションは店舗とその支援者との間の良好な関係を築き、感謝を伝えることに重点を置いています。

レセプションを開いて本番に備えよう

甲斐承太郎

よっしゃ!開店直前!!知り合いや友達をいっぱい招待してぱ~っと盛り上がろう!

アカガネ所長

レセプションがねぎらいの場で終わってしまってはもったいないです。

シマナガ

レセプションでは正式なオープン前にお世話になった友人や従業員の家族、取引先業者などを招待して店舗のお披露目を行います。
レセプションでは設定した時間内に自由に来店してもらい開店後のお客さんと同じように接客しましょう。
帰りにはお土産や記念品をお渡しして、アンケートに答えてもらいフィードバックをしっかりして本番に望みましょう。

アカガネ所長

フィードバックは、飲食店開業の最終段階で行う重要なプロセスです。
この時に集まったフィードバックを基に改善を行い、本番に向けて全ての準備を整えることで
スムーズな開業が期待できます。
また、レセプションを通じて得たレビューやフィードバックをSNSで共有することで開業のバズ作りにもつながります。

甲斐承太郎

みんなに祝ってもらっても浮かれている場合じゃないね!本番前の最終チェクだからこそ気合を入れて望みましょう!

まとめ

アカガネ所長

最終的に、飲食店の開業は、計画、準備、実行の連続です。それぞれのステップがお店の将来を形作り、成功への道を切り開いていくのです。ここでの経験や学びは、経営者としての成長に不可欠な要素となり、ビジネスの発展を支える貴重な財産となります。
これから飲食店を開業される皆様にとって、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。飲食店の世界は競争が激しいですが、情熱と計画、そして継続的な努力によって、成功への道は開かれるでしょう。

甲斐承太郎

もう開店直前!もう突っ込むしかない!!

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